ツインテール女子店員の話。
アマゾンでよく買い物をするのですが、支払いはほとんど「コンビニ支払い」にしています。
※いまだにクレジットカード払いに抵抗がある、昔ながらの人間なもので……
某大手のコンビニはスマホの画面に表示したバーコードを読み取って代金を支払うことができるので、大体その某大手コンビニでお金を支払っています。
その日も仕事帰りに某大手コンビニでアマゾンの支払いをしようと立ち寄りました。
レジには背が低くて、髪型をツインテールにしている学生っぽい女の子(多分高校生ではなかった)がいました。
私はそのツインテールの店員に「コンビニ支払いしたいんですけど……」と自分のスマホの画面を見せました。
するとそのツインテールの店員は、私のスマホの画面にバーコードリーダーを当てながら、
セイヤッ!
と言いました。
(えっ? 今この人、バーコードを読み取る時に『セイヤッ!』って言ったような気がするけど、絶対気のせいだよね……)
と私は思いながら、
「すみません、支払い、もう一個あるんですけど……」
と別のバーコードの画面を見せると、その店員はやっぱり
セイヤッ!
と言いながら、私のスマホの画面にバーコードリーダーを当てました。
(やっぱり、この人『セイヤッ!』って言ってる……)
私はツインテールの店員にお金を払いながら、どうしてこの人はスマホにバーコードリーダーを当てる時に「セイヤッ!」と言うのだろうか? とずっと考えていました。
①もしかして、このコンビニではバーコードリーダーを読み取る時は、「セイヤッ!」と言うのが決まりなの??
↑いや、絶対違うだろう……。
②この人は「セイヤッ!」と気合を入れないと、バーコード―リーダーをスマホに当てられないのかしら? 人見知りなのかしら??
↑人見知りの人はコンビニで働かないだろう……。
③ただ単に、「セイヤッ!」と言いたいだけなのだろうか??
↑だからって、客の前では言わないだろう……。
でも、①も②も③も全部違うような気が……。
後日、再びそのコンビニに行ってみたのですが、その店員さんはいなくなっていました。
この話をすると、みんなあんまり信じてくれないのですが、この話は作り話ではありません。
いまだに自分でも信じられないけど、本当に「セイヤッ!」って言ってたんだから……。